2015年8月2日日曜日

SAD COMMUNICATIONとヴィレッジヴァンガードとそれから







Photo by Wataru Yamamoto
Model かえちやん / 水蓮寺・J・さひろ




もうこの写真だけで十分に大事件であってこれ以上望むことはないです。

この写真は、僕の作品がヴィレッジヴァンガードお茶の水店様で取り扱って頂けることになり、
皆様にお伝えするために、写真家の山本渉さんにお願いし、モデルをかえちやんと水蓮寺・J・さひろさんに
お願いし、僕はTシャツをつくり、いくつもの巨大な彗星が一夜お茶の水に堕ちて出来上がった新しい星。
すべてのはじまりはPOLTAの尾苗愛さんからの一通のMV制作依頼メールで、
思い切り走ったらこの夜に立っていました。
この写真は僕自身のシロとメロの物語の記録であり、
あけたらしろめと山本渉とかえちゃんと水蓮寺・J・さひろで制作した新しい作品であり
目の前の壁を思い切り突き破って新しい宇宙に飛び出すためのナイフです。

そう。細々とですが、僕が夜な夜な制作したTシャツやトートバッグを

ヴィレッジヴァンガードお茶の水店様で販売して頂いています。その上には
POLTAの1stアルバム「SAD COMMUNICATION」が展開されています。
このCDは僕がデザインを担当させて頂き、全ページ隅から隅まで、POLTAの音楽とは、
CDというメディアの価値とは、言葉の価値、音楽の価値、絵の価値とは、とか
僕なりの答えをやっぱり毎晩毎晩走り続けながら少しずつ捕まえてぜんぶ書き記しておきました。
CDは日本全国のCDショップで取り扱われ、とても沢山の人の目に触れることになりました。
怖いけどやり残したことは何もないです。
初めてCDを買ってブックレットを宝物のように毎日眺めていた中学生の自分に
お前はデザイナーになったぞとようやく言えるようになりました。

この際だからはっきり書くけどタキタサキに出会わなければ僕は絵を描いていませんでした。

メーカー勤めのインハウスデザイナー1本でやっていた、そういう運命も普通に予定されていました。
展示をすることもなければ、いま一緒に活動している仲間に出会うこともありませんでした。
絵には、創作物には、コミュニケーションには、ひとりの人間の運命をつき動かす力があるって
身をもって信じてしまったからこの戦いが終わるのは多分もっと何年も先。
思えば3年の間にけっこうたくさん絵を描いて、それに一番突き動かされているのは自分。。。
とうに出発地点は見えないくらいに山奥深くまで転がってきて
道中思い返すと素敵な人との出会いばかり、感謝と恩返しの日々です。
人生上の一大事といえば最高のパートナーと婚約したこと。
どこまでも遠くへ行ける気がします。

それから


やりかけのことが沢山あるのでそれを順番に打ち上げていきます。

そうしている間にすぐまた素晴らしい事件が起きます、これはほぼ確定していること
何日も眠れないくらい眩しくてどきどきする事件です、はやくみんなに報告したいです、
ありがとうって。
僕は絵を描いてシロとメロをもといた世界に還してやらなくちゃならないから冬までたくさん絵を描きます、
それを11月に藤井さんと展示します。ここのところずっとグループ展続きでしたがこんどはゆっくりじっくり
描かなくてはならないものを描きます。全部ひとりごとですが、あの人やあの人やあの人の喜ぶ顔を、
あの人とあの人とあの人を感動させる計画を、あの人といつか笑って握手ができるように。












TOKYO(2015)















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