2017年6月19日月曜日

フリーフォント「シロメグリフ」DLボタン








イメージ → ことば → 文字 幼稚園の頃、母に連れられて地元のお絵かき教室に通い始めた僕は 高校を卒業するまでのとても長い時間、そのお絵かき教室で絵を描いた それから美大に入るころまで、僕にとって絵画・ことば・文字は まったく別物で、頭の中で切り離されていた でも美大で絵画より広義の”美術”にふれて、絵画・ことば・文字の境界は 次第にあやふやになった 世界はとにかくいろんな形で区切られているけれど そんなのいらない そもそも世界のあらゆる存在に明確な境界なんて無いし もっと自由にイメージを楽しめばいいと思った。 シロメグリフは、イラストを文字に割り当てて キーボードで文字を打つようにイラストを吐き出せるようにしたもの 解読表があれば、メッセージとして読むこともできる 今までたくさん絵を描いてきたけど 一度発表した絵はその時点で旧作になり、あまり日の目を見ることはなくなる それってなんだかせつないと思った 僕にとっては全部の絵が、ノートの切れ端に描いたちいさなメモですら 愛しいたいせつな絵だから 彼らの居場所をつくろうと思った フォントファイルはパソコンのフォントブックに格納されたら 滅多に消されることはない 写真フォルダだと定期的に整理されてしまうけど イラレやワードでフォントを選んでるときふと思い出してもらえたら嬉しいと思った こうしてシロメグリフに格納されたシロとメロは新しい家でしあわせに暮らすことができた シロメグリフが従来の絵文字やスタンプとちょっと違うところは イラスト自体に音(アルファベット)が割り当てられているところで 絵文字が表意文字だとすれば、シロメグリフは表音文字にあたるのかもしれない 人間は右脳でイメージを処理し、左脳で言語を処理しているそうだ シロメグリフを眺めていると、確かに絵に見えるときと 字として読もうとしているときでは見え方が異なる気がする シロメグリフにはそういう面白さがあると思う アルファベットなどの表音文字はそれ自体に意味をもたない ひらがなカタカナもそう とはいえ「あ」という文字には「あ」っぽい表情があるし 「W」には「ダブリュ~」っていう感じがある これもあまり意味のない区分であるし ちょっと心が柔らかくなったような気持ちになる

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